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2007年 12月 22日

GT-R・R35と905i(個人的な囁き!)そして第1章・序章!

僕は、R35のGT-Rに関しては、ブログで何も書かないと決めていました。
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書かないと決めていた理由は、何かとR35のGT-Rは、賛否両論が多いクルマみたいなので・・・
もうどうでもいいかな?
・・・という気持ちが、知らず知らずのうちに、僕の心の中で育ってしまったからでした。

僕が、R35のGT-Rに感じたことを書いたところで、それに対しても、賛否両論の考えが、生まれてしまうワケで、そんな賛否両論の中心にいる、そんな情けない自分を想像するだけで・・・
もうどうでもいいかな?
・・・と感じてしまっていました。

そもそも、僕はクルマを批評出来るような、自動車評論家ではないワケで、僕が、R35のGT-Rについて感じたことを、何か書いたところで、それで家計を支えているワケでもないので、批判されても、何一つとして立ち向かう気持ちにもならないワケで、そもそも、そう相反する意見が起きそうなモノに、触れること自体が面倒だな~と思っていました。

いずれにしても、僕にとっての、クルマとは、何百キロも、何千キロも、実際に運転してみないと、何ひとつとして判らないという鈍感なモノなので、自分だけで、好き勝手に感じていれば・・・
もうどうでもいいかな?
・・・というふ~に決めていました。

そんな僕だったのですが、僕の感じ方に、少人数ではあるけれど、興味を抱いてくださる人達が居てくださるようで、僕は、その少人数の人達だけに、R35のGT-Rに関して感じたことを、書いてみようと、思うようになりました。

冒頭で、書かさせて頂いたように、僕は、波風が立つことが、とても苦手な人です。

「そりゃあ違うだろう?」
・・・という意見に、立ち向かうことが、もっとも苦手な人です。

僕に、とってのクルマとは、他の人達に、どのように映ろうと、そのクルマの持つ全てを、自然に受け入れてしまうという、なんとも極端に間口が広い工業製品、そのものです。

だから、今回はお願いがあります。

「GT-Rなんって!」
と否定的に感じている方々は、ここから先は、絶対に読まないでください。
読んでも、ホント不快になるだけですから、ここから先は読まないでください。

つまり僕は、褒めチギリます!!

貴方様に、不快な思いはさせたくないし、勝手ながら、僕は僕で、心地良く居たいので、ここから先は、読まないでいてくださったほうが・・・。
それが一番平和なのではないかと思うのです。

どうぞ、僕の胸の内の思いを、お察しくださるよう、心から御願い申し上げます。

ですから、勝手ながら、ここからは読んで頂いていないと、僕は、信じて書き始めます。
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僕は、オジンですから、人生が長い分だけ、ポルシェと共に過ごした年数は長いです。

これは僕が望んで来たとか、そういう問題ではなく、長く生きて来た分だけ、自然と長くなってしまっただけです。
だから、それを誇りになんか思っていません。

長く生きて来てオジンになったので、ポルシェに32年間乗ってきて、18台を乗り継いで来たという、そんな結果が、単に伴って来ただけです。

32年間の長期に渡って、ポルシェと触れて来られたのは、僕が年を重ねて来たオジンだということと・・・僕は・・・今までに・・・ポルシェを、他のメーカーのクルマと、比較したことがないからだとも、自負しています。

仮に、他のメーカーのクルマと、比較するような接し方をしていたならば、僕は、80年代半ばで、ポルシェを降りていたような気がしています。

理由は簡単で、ポルシェ930は、とても素晴らしいポルシェであるけれど、15年間という年月を共に過ごすのには・・・やはり長過ぎた春と・・・少なからず感じてしまうだろうな~あ・・・と思うからです。

それが、他のクルマと比較なんかしないで・・・これがポルシェなんだ!・・・と、・・・心に決めて接していれば・・・なんとも・・・永遠に不滅のクルマに思えます。

僕は、クルマに関して、その作り手の思いや、その作り手の戦略、その作り手の台所事情、その作り手の趣味思考・・・そんな沢山の諸事情が含まれて・・・生産された、その全てを、認めてしまう人です。

僕も、モノを作り出す仕事をしているので、その全てを認めないと、クルマとは、何ともツマラナイ、同一化した工業製品に仕上がって行くという、そんな結末に向かって行くのではないかと、思っています。

僕にとってのクルマとは、千差万別であって欲しいのです!

家族で使用するようなクルマや、タクシーやバスやトラックなどは、使用目的を、とことん研究して、安全で快適なクルマを目指して欲しいと願っているのは言うまでもありません。
だから、その結果として、それらのクルマが同一化され、なんとも同じようなデザインのクルマが、街並みを埋め尽くすことになっても、それはそれで、いいのではないかと思っています。

救急車や消防車に、そのデザイン性や走行性能を求めるより、その機能性を求めるのが自然であるように・・・ファミリカーやタクシーやバスやトラックにも・・・そのデザイン性や走行性能を求めるよりも、その安全性と機能性を求めるほうが、自然なのだと思っています。

その目的意識がハッキリして乗っている人達の、ファミリカーが、ミニバンであろうと、4ドアーセダンであろうと、ハッチバックの4ドアーであろうと、その家族のライフスタイルだと思うので、その選択されたクルマが何であろうと・・・それは、クルマ趣味の僕であっても、何ひとつとして、関係ない出来事だと思っています。

通勤電車は、同じ路線ならば、同じ形の車両が走っているワケで、公共の交通機関である電車と同じようなジャンルのクルマが存在していても、僕には違和感がなく感じられます。

だから、自分では購入しないミニバンであっても、こんな時には、ミニバンがあったら、便利だな~あと思うことは、度々あります。
だから、趣味のクルマと、利便性のクルマ、この2つを入り混ぜて、クルマを感じることには、僕の中ではとても抵抗があります。
多くの人がミニバンを支持しているワケは、それなりに、理由が有ると思うので、それを必要としない家族構成の僕には、なんとも羨ましいクルマに思えたりもしています。
そもそも、そんな他人の家庭の事情を、第三者が、とやかくクチ出しすること自体に、僕は興味がないのです。

クルマ趣味の僕とクルマの思い出は、自分独りで刻んで行くことは、いくらでも出来るけれど、単なる自分と家族の思い出を刻んで行くのには、少なからず、クルマ趣味の部分を捨てないと成り立たないのではないかと思っています。

だから、2シーター・オープンが大好きな僕であったけれど、子供が生まれれば、乗りたいとも思わなかった、大きめの4ドアーセダンに乗り始めたワケで、そして、あれほど乗りたいと思わなかった大きめの4ドアーセダン(450SEでしたが)が持つ、自分の知らなかった、制約された中で作り出されたクルマとしての魅力(4ドアーセダンという制約された条件という意味で)に、気付かされました。

僕が独身であったら、触れることがなかったのが、大きめの4ドアーセダンであったワケで・・・。
クルマとは、実際に乗ってみて、それと一緒に過ごしてみないと、ホントは何ひとつとして判らないのでは、ないかと僕は思うようになりました。

人を乗せて走る場合には、クルマ趣味な僕であっても、制約を受けるワケで、それならば、自分だけで乗るクルマは、自分の好き勝手に決めて行こうということに決めて、今日の今日まで生きて来ました。

そして自分が求めているクルマとは・・・
一体何なのだろう?
・・・というものが、今だに決まらず、乗り換えて来たクルマの数が、人には言えない人になりました。
旧いクルマも、新しいクルマも良くなってしまっているので、自分が求めている、ホントのクルマは、僕の目に映る全てのクルマなのかも知れません。

このぐらい長く書いておくと、もう厭きてしまって、読んで頂いている人も少なくなっているハズで、そろそろ、GT-Rについて書いても大丈夫のような気がしてきました・・。

僕の中でのGT-Rは、オジンですから、初代スカイラインGT-RやケンメリGT-Rあたりまで、遡るワケですが、当時の僕にとっては、同じエンジンを載せたフェアレディーZ・432のほうに(2シーター・スポーツカーであった分)、惹かれていた記憶があります。

そもそも、こういう70年代前後の話を書くと、R35のGT-Rは、団塊世代が対象のスポーツカーと言われてしまうワケで(僕は団塊世代ではないですが)、自分達が望んで団塊世代に成った人達ではないのに、なんとも言いようのない虚しさを感じてしまいます。

僕にとって、一番思い出深きGT-Rは、スカイラインR32ーGTRになります。

このスカイラインR32ーGTRは、ご存知のように、1989年登場でした。
91年型のポルシェ964・カレラ4に乗っていた当時、僕は何かにつけ、会う人にこう聞かれました。
『スカイラインR32ーGTRと、どちらが速いですか?』
・・・・と。

ポルシェ964・カレラ4は、1989年にデビューした4輪駆動の911ですから、何かと比較されました。
僕は前述したように、クルマを比較するのが苦手な人です。
「速さでは、スカイラインR32ーGTRでしょうが、ブレーキは911じゃないでしょうか」
『じゃ~あブレーキを換えればGT-Rになるのですかね?』
両方とも褒めて、平和的な会話で済まそうと思っても、そうは簡単に、その話題を終わらせて貰えませんでした。

「スカイラインR32ーGTRを、僕は所有していないので、判りません」
『でも、運転したことはあるでしょ?』
「・・・・・」
経験があるので、やっぱりウソは言えません。

実際に、スカイラインR32ーGTRは、何度か運転していて、そのクルマ、そのモノに魅力も感じていました。
そんなシガラミから抜け出せなかった僕は、ついに、スカイラインR32ーGTRを購入してしまいました。

やっぱり、身近に置いて、一緒に生活してみなければ、何ひとつとして判らないのではないかと、思ってしまったからでした。

964カレラ4と、スカイラインR32ーGTRと一緒に生活をして、僕は、どう感じだかというと、その答えは簡単で、それは、やっぱり・どちらも良いでした!

細かく比べれば、大きく違うクルマでした。
でも、比べるのが苦手な僕には、2台とも、その作り手の全てが、伝わって来るクルマで、その作り手の全てが、その双方が多少は違っていようが、そんなことなんて、何も気になりませんでした。

それが違うからこそ、クルマなんだ!
僕の大好きなクルマとは・・・
この違いがあるからこそなんだ!
・・・と僕は思っていました。

そして、僕は、その自分の感じ方を、更に確かめるために、1989年にデビューした、フェラーリ348TSを購入しました。

同じく、1989年に登場した、スカイラインR32ーGTR、ポルシェ964カレラ4、フェラーリ348、この3台と一緒に生活してみれば、更に比較することの意味のなさを、自分なりに再確認出来ると思ったからでした。

当時の僕は、まだ若かったので、自分の中での決め事を、自分独りで、個人的に密かに確かめる遊びに、熱中していました。
思い返してみれば、とてもムダなことのようにも思えるし、とても有意義なことにも、思えたりしています。

ただ、この時の、スカイラインR32ーGTRの登場の時と、今のR35ーGTRと大きく違うのは、スカイラインR32ーGTRは、ポルシェやフェラーリという、他のスポーツカー・メーカーに対して、挑発的な、宣伝文句を唱えていませんでした。

だから、R35ーGTRの、ポルシェを対象にした宣伝文句は、比較が苦手な僕には、好きにはなれない部分ではあるのですが、これは日産自動車自体の社長が、替わっているという、その事実が、大きく左右しているのではないかと思っています。

いずれにしろ、R35ーGTRだって、乗り回してみなければ、何ひとつとして判らないのではないかと思い始めました。
そして、その気持ちが抑えられなくなってしまいました。

スカイラインR32ーGTRの時と違って、もう若くはない僕は、親友K君を、この計画に巻き込みました。
K君は、2月にF430が納車されていて、カイエンGTSをオーダーしている段階なのですが・・・。

『お金は全くありませんが、R35ーGTRには乗ってみたいですよね・・。とりあえずオーダーしてみましょうよ!』
・・・という、なんとも無計画な状態の話に僕も便乗してしまい、共同購入もふまえて、なんとも怪しい状態で、注文したのは、11月の初めの頃でした。

僕が、ボクスター986Sを手放したのには、こんな経緯もあるのですが、結論から書くと、このR35ーGTRは、とりあえずはK君の所有物に成りそうです。
これには色々な諸事情があるのですが、それは、またの機会に譲ります。
そして、一番大きな理由が、僕等は手放したくないほどの素晴らしい乗り物だったから・・・・ということだけは書かさせて頂きます。

そして僕等は、F430と、R35ーGTRを、いつでも同時に乗り比べられるという、最高の環境を手に入れました。
目指すものは・・・比較しても意味がない!・・・これの再確認なのですが、その結果は、続編で書かさせて頂きます。

因みに僕等は、とうに慣らしは終わっています!
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by seiuchi-porsche9 | 2007-12-22 14:40 | GT-R


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