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2006年 02月 16日

ポルシェの慣らし運転!!!(完結編)

これが3つ目の投稿です。
ご興味がある方は下から順番に、お読みになってくださいませ。

さて1000キロの慣らし運転という、僕の根拠はどこからくるのでしょうか?

皆さまにお聞きしたいのですが、986ボクスターと987ボクスターでは、エンジンを含めて大差があるのでしょうか?
996カレラと997カレラでは、エンジンを含めて大差があるのでしょうか?

僕の中では993カレラと996カレラの方が、空冷から水冷になったワケで一番の大差に写ります。
986ボクスターは新車種ということで986ボクスター登場自体が大きな出来事になります。

ケイマンSは僕の中では987ボクスターの兄弟車であって扱いは987ボクスターと同様になります。
つまり986ボクスターとケイマンSは大差があるでしょうか?という質問になります。

カイエンだけは前モデルがないので比較対象がありません。でもポルシェAGが販売しているポルシェであることは事実です。

僕が慣らし運転について書くことを躊躇していた理由は、ポルシェに長く乗っているからという理由だけで生意気だと反感を買うのがイヤだったからです。でも、今、僕より10歳、20歳と若ければ、それなりのポルシェ歴になるワケなので、単に早く生まれて年を重ねているだけです。

何故、こんなことを言うのかというと997と987になってから、もっと判り易く書くとポルシェジャ●ンが設立された後に新車発表され、ポルシェジャ●ンが初めて輸入開始した新車種のポルシェに備わったポルシェジャ●ンが製作した取り扱い説明書だけに、慣らし運転3000キロと書かれているからです。

99年にポルシェジャ●ンは設立されています。ですから、98年登場の996カレラと97年登場の986ボクスターの取り扱い説明書を製作したのは当時の輸入元であったミツワ自動車になるワケです。99年以降の996と986の取り扱い説明書にはポルシェジャ●ン発行とあっても、製作したのはミツワ自動車なワケです。
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それでは、ポルシェの取り扱い説明書を年代順に覗いてみることにしましょう。

★先ずは80年代前半までの930ターボ、SCS、SC共通の取り扱い説明書をみてみましょう。
許容回転数が6200回転の時代です。(同年代の全てのポルシェの取り扱い説明書も同文です)
■慣らし運転
ポルシェには特別のならし運転の規定はありません。
ただし最初の1600kmの間の注意深い運転があなたのエンジンと性能を決定します。
フルスロットル発進や急制動はさけて下さい。
走行速度を頻繁に変えることは良くありません。
エンジン回転数は5000rpm以上に上げないでください。
エンジンが暖まっていないうちに高回転で回したり、空ふかししたりしないでください。
上り坂を昇る時などエンジンに負担がかかりすぎないために好ましい回転数範囲の適切なギアを選んで走行してください。
(原文のままです。ブレーキパッドの慣らし方200kmまで等も別記でありますが省略)
(オイル交換は10000キロ毎)

★80年代前半から90年代前半までの取り扱い説明書の慣らし運転については下記です。
許容回転数が6800回転の時代です。(同年代の全てのポルシェの取り扱い説明書も同文です)
■ならし運転
特別なならし運転は必要ありませんが、最初の1000キロの間は下記の点に注意してください。
△フルスロットルや急制動はさけてください
△5000rpm以上に回転を上げないで下さい
△エンジンが暖まるまでは高回転や高負荷での走行はさけてください
△新しいタイヤは良好な設地力は示しませんので、最初の200kmの間は注意して走行してください。
△新しいブレーキパッドは充分な性動力を発揮しません。最初の200kmは注意して早めに制動してください。
(原文のままです。)
(オイル交換は10000キロ毎と)


★996カレラと986ボクスター時代までの取り扱い説明書からですが、許容回転数7800回転のGT3でも同じです。。(同年代の全てのポルシェの取り扱い説明書も同文です)
■慣らし運転
エンジンの性能を最高の状態に高めるために、慣らし運転をお薦め致します。最新鋭の精密な製造技術をもってしても、作動部分が馴染むために摩減するのを完全に防ぐことはできません。この摩減は主に最初の1000kmまで起こります。従って、次の事に注意してください。
1.ニュートラルでもギヤを入れた状態でも、エンジンが冷えているときは吹かさないでください。
2.低速から高速までの幅広い速度で運転し、ドライブトレーン全体のなじみを良くしてください。
3.各ギヤでエンジン回転数が5000回転を超えないようにしてください。
(原文のまま。ブレーキパッドの慣らし方200kmまで等も別記でありますが省略)
(オイル交換は10000キロ毎)


★最後に987ボクスターの取り扱い説明書からです。手元に997の取り扱い説明書がありませんので、同文だと思っておりますが、どなたか情報をくださると幸いです。許容回転数はカレラSで何回転でしたっけ?(要助け舟)
■慣らし運転
エンジンの性能を最高の状態に高めるために、慣らし運転をお薦め致します。最新鋭の精密な製造技術をもってしても、作動部分が馴染むために摩減するのを完全に防ぐことはできません。この摩減は主に最初の3000kmまで起こります。
従って、走行距離が3000kmに達するまでは、次の事に注意してください。
△なるべく長距離運転を行ってください。
△冷却始動および短距離運転の繰り返しは避けてください。
△自動車レース等に参加しないでください。
△エンジン回転数を高回転域まで上げないでください。エンジン冷却時には特に気を付けてください。
(太字引用も原文のままです。ブレーキパッドの慣らし方数百kmまで等も別記でありますが省略)
(オイル交換は20000キロ毎でいいのかな?<要助け舟>)


■■■過去からの流れを踏まえたうえでの、僕の個人的な捉え方です。
987や997以降のポルシェだけが、今までと違う慣らし運転を強要されることに不自然さを感じます。
昔からポルシェは1000キロの慣らし運転と思い込んでいる人も沢山いるハズだと思います。実は、取り扱い説明書を読まなかった僕もその一人で、疑いもなく987Sの慣らし運転を1000キロで終了しています。
80年代後半までのポルシェは初回1000キロ点検というのが存在していました。ここで半強制的にオイル交換がされます。
次が初回5000キロ点検で、ここでも半強制的にオイル交換がされました。
以後は5000キロ毎にオイル交換をして10000キロ毎に点検とオイル交換しました。
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90年代から初回1000キロ点検が初回3000キロ点検に変更されて、ここで半強制的にオイル交換がされます。
以降は初回10000キロで点検し、ここでも半強制的にオイル交換がされます。
その後も5000キロ毎のオイル交換に10000キロ毎の点検でした。
どの時代も取り扱い説明書のオイル交換の支持は10000キロ毎になっています。
どのポルシェでも新車で購入すれば、こんな感じのメンテナンスサイクルでした。

僕の担当メカも、今だにその方法で問題なしと太鼓判を押してくれています。
では、何故、他のオーナーにも推薦しないのかという謎が生まれます。
何店舗かのP●に確認しましたが、答えは想像通りで、ある人からみれば以外のところにありました。
オイル交換の時期が10000キロ毎や20000キロ毎と書かれている取り扱い説明書を熟読ししているポルシェオーナーに、初回3000キロでオイル交換を薦めた場合には、トラブルになる可能性が多いということからでした。
そんな理由もあって、昔からのオーナーと987や997のオーナーとでは慣らし運転の方法が分かれてしまったのだと思います。
そしてPL法の影響が多分に見え隠れする取り扱い説明書の指示通りに慣らし運転をしている人達には、誰もが当たらず触らずでいれば、、それはそれで、皆がかなり居心地がいいのは間違いがないことです。
987の取り扱い説明書で、タイヤの慣らし運転については100~200キロと数値での指示が出来て、ブレーキの慣らしでは数百キロと数値設定(以前は表記あり)を明確にしなくなったことが、何を意味しているのかと考えたりすると、色々なものが見えてきたりすると思います。

■■■結論は、それぞれのオーナーが自分で見つけるべきものだと思っています。
だから僕は自分の慣らし運転の方法を推薦しないし、自分でも必ずしもベストだとも思っていません。
ただ、986と987、996と997で慣らし運転の方法が違うのは僕の中では納得できない説明なので、996と986までの半世紀の実績がある慣らし運転の慣習に従いながら、自分なりのアレンジを加えた慣らし運転が存在できる余地はあると思っています。

慣らし運転を長期間に渡って行った場合と、オイル交換指定交換時期を無視して早めにオイル交換をした場合では、どちらの行為にエンジンが喜ぶのだろう・・・こんな判断基準だと思っています。オイル交換は高額だけれど、大切なポルシェだけに甘やかしてあげたい。そんなオイルフェッチのポルシェオーナーって沢山いると思っています。


最後に、おまけとして987Sの慣らし運転が986Sよりも500キロ多くなった僕なりの理由を付け加えさせて頂きます。
僕の987Sは05年2月登録です。つまり初期ロットモデルです。
僕は、ここ15年間のポルシェのニューモデルを実は信頼していません。
正確に書くと新しく開発されたエンジンをあまり信頼していません。
90年の964でオイル漏れ、94年の993でもオイル漏れ、98年の996では冷却水が入り込む・・・全てデビュー1年目のエンジンでの出来事です。
だからといって、この不具合は流石ポルシェで直ぐに対策を施してくれるので致命傷にはなりません。ですから僕も躊躇なく初期ロットの987Sを購入しています。
何となくチョットだけ多めに様子を見てみようと思う気持ちが働いたので、986Sよりも500キロ多い慣らし運転にしました。996GT3の3000キロ慣らし運転も同じように全てを信頼していないという根本的な理由もありましたが、少し違う思惑も含まれていたのも事実ですので、これは、いつか機会があった時にでも書くことにしてみます。

僕の購入した987Sは初期ロットでしたが、仮に06モデルとして、今、納車されたとすれば(既に大量生産されていることになるので)僕の慣らし運転は986Sと同じ扱いになると思います。

こんな理由なのですが、賛同は求めないので・・・・・ご安心を!

by seiuchi-porsche9 | 2006-02-16 22:02 | ポルシェの慣らし運転


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