戦闘的に走れ!

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2008年 08月 14日

夏の日々と親父の笑顔   ★備忘録・その(4)★

そんなワケで・・・。
八ヶ岳→清里→蓼科→車山→諏訪湖→松本→上高地→飛騨・高山→白川郷→富山県→なぎさドライブウェイ →能登半島→富山県内宿泊
・・・と3日あまりを過ごした僕だったのですが・・。

本来は、ここから金沢に立ち寄り、そして新潟を抜け、この日に帰宅する予定でいました。
金沢といえば、石川県にあり、石川県といえば、小松市があり、小松市といえば、僕の大好きな 「日本自動車博物館」 がある場所でもあります。

「日本自動車博物館」 には、2年前にも訪れているのですが・・。
展示されている500台前後という、その台数にも感激し、圧倒もされたのですが・・・。
その展示車両の殆どが(多分90%以上)、オジンの僕には、直ぐに車名が判断出来るものでした。

幼稚園の頃から、大好きで憧れ続けてきた、クルマという、その乗り物が、あれから数十年の時代を経た、21世紀になった、この今、この瞬間に、幼かった当時の、この僕を、あたかも、タイムマシーンに乗せて、その時代に連れ戻してくれるような、そんな素敵な、僕にとっては、まさに、クルマの聖地とも言い切れる場所でした。

「日本自動車博物館」には、自動車変換史として記念に残る、1920年代の自動車も、数多く展示されていますが、その時代の自動車は欧州車よりも、米車の展示台数のほうが多そうで、そういう意味での貴重性は、他の博物館には劣るのカモしれません。
また僕にとっては、こういった意味あいでは、とても親近感が湧く場所になります。

僕のクルマへの憧れの原点は・・・。
幼き頃に、街中で走る姿を見つめていた、1960年代以降(50年代後半も含みますが)に生産されていたクルマにあります。

幼かった頃の、僕にとっての、憧れのクルマとは、街中を走っている、そんな現実的なクルマばかりでした。

だから、幼かった僕にとっての、スポーツカーというのは、MGやトライアンフを筆頭とする、英国ライトウェイト・オープンカーを意味し、時たま目撃した、コルベット・スチングレー などの米車は、幼かった僕には、あまりにも眩しすぎて、幼い心の中でも、現実的なクルマには感じられなかったような、そんな思い出があります。
(玩具で好んで買って貰うのは、そんな現実的でないクルマばかりでしたが)

幼かった僕ではあったけれど・・・。
僕のクルマへの憧れは・・・。
大人に成ったら・・・。
自分の、この手と・この足を駆使して・・・。
自分の思い通りに、自分の行きたい場所に、走って行きたい!

僕がクルマに憧れたのは・・・。
自分が運転する、そんなクルマ・・・。
自分が運転している、そんな自分と、そんなクルマに・・・。
そんな姿に・・・。
僕は憧れたのだと、今でも思っています。

だから、僕は、過去も現在も通して、自分の運転出来る可能性の無いクルマには、知識としての興味以外は抱けないで居るのカモしれません。

僕にとってのクルマとは、自ら運転する、そのクルマ、そのモノを意味し、その瞬間に、ステアリングを握っている、そのクルマこそが、僕にとっては、世界一素晴らしいクルマです。

どんな高額なクルマだって、世界に1台しか存在しないクルマだって、僕の望むクルマを、何でもくれると言われれば、そりゃあ嬉しいことだけれど、その代償として、自らは、決してステアリングを握ってはダメだよ・・・と言われれば、僕にとっては、もう、そんな悲劇的な話はないワケで、僕にとっては、やっぱり、自分で動かすことが出来る、そんなクルマだけが、憧れの対象になるようです。

言い換えることが、許されるならば・・・。
僕にとっては・・・。
クルマを運転出来る、そのこと自体が、一番素晴らしいことで。
クルマを運転出来る、そのこと自体が、一番憧れたことで。
だから・・・。
今の僕は、子供の頃からの夢が、大きく叶っているのだと思っています。

子供の頃から、憧れ続けた夢だったので、僕にとっては、クルマとは便利で、このうえ無いモノでなければイケマセン。
だから、僕は街中での運転は誰よりも上手に成りたいと思っているし、車庫入れや縦列などは、誰にも負けたくないと、いつも気持だけは思っています。

いつもの如く、前置きが長くなりましたが、ここの「日本自動車博物館」には、子供の頃の僕にでも、大人に成ったら、手が届きそうと感じられた、あの当時の僕にとっては、現実的なクルマが、沢山展示されています。

子供だった僕が、大人に成ったら、手が届きそうと感じられたクルマとは、街中でよく見かけた、そんなクルマを指しているワケで、この「日本自動車博物館」には、そんなクルマが、沢山展示されています。

クルマへの思いや憧れは、人それぞれが、大きく違うのは、当然のことだと思っていますが、僕にとっての、クルマへの思いや憧れは、良いのか悪いのかは別にして、自然と、そんな感じになっています。

さて・・・。
いざ・・・。
赤レンガ造り風の3階建てで、延床面積11,550m²の「自動車博物館」に到着です。
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これで、1階の右半分、それも前方だけの写真ですから、ホントに凄い展示台数です。
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今回の見学は、2回目ということもあって、写真はあまり撮っておりません。
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中2階、中3階もあるので、ホントに見ごたえがある素敵な場所です。
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今回は、チョット努力すれば、チョット頑張れば、今の僕にでも、手が届きそうなクルマばかりを主体に、見学してきました。
(面白いことに、過去に運転して経験があるクルマが多い結果になりました)

三菱ギャランGTO・MR、となりにはFTO)
(昔はオレンジ色のクルマが何種類も走っていました)
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マツダ・コスモスポーツとロータスヨーロッパ。
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日野コンテッサ。
(空冷RRを日常的に使用したい今の僕にとっては、興味惹かれる対象でもあります)
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センターロックの鉄チン・ワイヤーホイールの英国車には、やっぱり今でも憧れがあります。
(タイヤを外すのには、センターロック用の専用工具を木槌かゴムハンマーで叩いて作業します。車載工具に木槌やゴムハンマーがあるのってロマンがありませんかね)
MGA。
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MGマグネットは旧くなれば成るほど丸みがあって、とても惹かれます。
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シトロエンGSを、日常的に乗っている自分を想像しただけで、なんとも夢心地に成れます。
(70年代のシトロエンはロータリーエンジン搭載車も市販していましたが、遠い昔のお話です)
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今の時代を、こういう縦目のライトというだけで・・・。
なんか乗っていたくなる自分が、ここに居ました。
プリンス・グロリア。
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高校3年・・・。
免許取得後の・・・。
最初のクルマはボロボロだったブルバード510SSS(4ドアー)でした。
手前から、ブルバードU、510、410、310。
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歴代スカイライン。
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ここでも惹かれるのは、旧いスカイライン。
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ダイハツ・コンパーノベルリーナ。
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ホンダ1300。
(1300クーペには、当時の彼女が乗っていたので、とても懐かしかったです)
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70年代の頃には、とても格安で販売されていたモーガン・スリーホイラーでしたが、今にして思えば、買っておいて、持ち続ければ・・・ですね。
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今でも914で、お世話になっている修理屋さんの親父さんが乗っていた、マーキュリークーガー。
(こうしたヘッドライトがグリルに隠れる、当時の独特のデザインには今でも惹かれます)
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最近の僕のマイブームは、チョット旧めのボルボだったりしています。
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空冷RRを日常的にとなると、ナントモ現実的に欲しくなる1台に見えてきます。
フォルクスワーゲン411。
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同じく空冷RRのヒルマンインプ。
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そして、やっぱり恋い焦がれてしまう、このクルマ。
いすゞ117クーペ。
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そして、2年前に、この「日本自動車博物館」を訪れた時に、車検を取って乗ろう!と決めた、ジェンセンヒーレー。
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今回は、こんなふ~に、現実的に手が届きそうなクルマを中心に見学してきました。

そして、僕が一番印象に残ってしまったクルマとは・・・。
それは、こんな平凡なトヨペット・コロナ(RT40)でした。

僕が中学生の頃に、父親に無断で、夜中に乗りまわしていた、あのコロナです。
僕が初めて、自分でステアリングを握って、自分独りで、自分の行きたい場所に走っていた、あのコロナです。

そして最後には、雨で陥没した道路に、頭から思いっきり突っ込んで、思いっきり落輪させた、あのコロナです。
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あの雨の日の夜の出来事は・・・。
僕の頭の中で、今でも鮮明に残っていて・・・。
前にもこのブログで書かさせて頂いた・・・。
そんな『思い出多き事件』(クリック出来ます)だったのですが・・・。
あの時の親父を、今では親父になってしまった、この僕が・・・。
このコロナを見て、また思い出していました。

今日は旧盆だし・・・。
こんな日は・・・。
17年前に亡くなった、そんな父親を思い出しても・・・。
・・・と、この大人になったバカ息子は思ったりしています。
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そんなワケで・・・。
前回の・・。
出発→八ヶ岳→清里→車山→諏訪湖→松本→上高地→飛騨・高山→白川郷→富山県→なぎさドライブウェイ →能登半島→富山県
・・・に続き。
富山県→金沢→小松(日本自動車博物館)
続編は、備忘録・その(5)にします・・・ね・・・。

by seiuchi-porsche9 | 2008-08-14 12:19 | ウォラス walrus


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