戦闘的に走れ!

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カテゴリ:ポルシェ993( 1 )


2006年 05月 21日

ポルシェ993RS!(You Really Got A Hold On Me)

今までに、このブログで、914/2.0S、930カレラ、964カレラ2、964カレラ4、968CS、986S、987S、996GT3と、僕が今までに乗ってきたポルシェや、現在も所有しているポルシェについて書かさせて頂きました。

他に、924、944S2等の車歴もあるのですが、今、この2車種のことを書いても正しく書けないような気がしています。

924、944S2に関わる、僕の全ての記憶が、その所有していた時代に走った記憶になります。
924では20年以上前の記憶になり、944S2では20年弱の頃の記憶しかないということになります。
つまり、交通事情や道路状況、そして何よりも周囲を取り囲む全ての他のクルマが、当時に戻ってくれないと、正しく伝えることが出来ないと思っています。

数年前まで、友人Mちゃん(元気ですか?また遊んでくださいね)が、944ターボ(951)を所有していたので、彼の944ターボのことは、今でも書けるかも知れません。
でも書けたとしても、944ターボと僕の968CSとの比較という範囲でしか記憶がないので、968CSと関連することだけになります。

現時点で、968CSを他のクルマと比較検討して、それに基づいて944ターボのことを考えてみる・・・・・こんな廻りクドイ方法を取らないと、現時点での944ターボのことが判らないということになるのだと、思っています。

更に、僕の中でのクルマに関する記憶は、全て美化されているハズなので、僕にとっての正解にもならないような気がしています。

上手に、ご説明することが出来ないのですが・・・。
たとえば、僕が中学生の頃に、大好きだった女の子のことを、今、このブログに書いて説明したとしても、上手に説明出来ないことと似ているような感じがしています。

理科の授業で映画を観たことがありました。
教室の窓際にある黒い遮光カーテンを全部閉めて、教室を真っ暗にして映画を観ました。
その真っ暗になった教室で、大好きだった女の子と僕は、ずーと手をつないでいました。

まあー、こんな記憶があるのですが、今、こう書いたとして、この当時の情景が正しく伝わるとは思えないのです。

映画(フィルム)を観るために、教室を真っ暗にする。
ここの段階で時代錯誤が起きてしまっているので、真っ暗になった教室でドキドキしながら、隠れて手をつなぐという行為が、どんなものなのかは伝わらないと思っています。
まして、僕は左手で、彼女が右手で、僕の左膝の上でつながれた、そのお互いの手の平は汗でベタベタになっていました・・・・と書いても、このドキドキ感の何パーセントが伝わるのでしょうか?

同じ年齢の頃に、同じ経験をした人にしか上手には伝わらないでしょう。
それも同じ時代背景で過ごした人の方が判り易いので、年齢も類似している。
そんな人が何人もいるワケはないでしょう。
それに何よりも、当の本人である僕自体が、当時の彼女の気持ちを理解しきれていない状況での、僕の一方的な記憶だということです。

繰り返してしまいますが、924や944S2について話しをするのには、その時代のクルマとの比較や、その時代の交通事情、道路事情での記憶しかないということなのです。
僕にとっては、助手席に乗っていた相手次第で走りの思い出さえ違っているのかも知れないのです。
主体性のない僕は、全ての記憶までをも曖昧にしてしまっています。

僕は、空冷最後の911、つまり993について書くことを、ずーと避けてきました。
避けてきたのは、924や944S2と同じ理由もありました。
でも、993の場合には、敢えて触れたくないという僕の心の奥深くにある何かがいつもあったからなのです。

最近になって、993について、僕なりに書いてみようかなぁ、という勇気がやっと浮かんできました。
それは、今月の6日に乗り比べをしたことが大きな要因であることは間違いがないと、思っています。

親友p96993rsさんの993RS(96年)、親友M君のランボルギーニ・ガヤルド(04年)、そして僕の初期型996GT3(00年)の3台を思う存分に乗り比べてみました。

僕の希望の3車種で、乗り比べが出来たことが、993について思い出を語ってみようとー、勇気を与えてくれました。
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僕にとっての993の思い出とは、993RSとの思い出になります。

95年1月に、スペックも容姿もまるで不明の状態で注文をしたのが993RSでした。
選択できたカラーは、赤・白・黄・銀・水色の5色だったと記憶しています。
僕は、その5色の中からルーフ・ブルーのイメージを強調した、リビエラブルーを迷わずに選択しました。

95年4月あるいは5月頃に、日本仕様の993RSのスペック(緒現)や外装等の詳細が1枚の写真と共に郵送されて来ました。

日本仕様の特別なところとしては、リアスポイラーが993RSクラブスポーツ専用の巨大なものに変更されているところが主たるものになります。
正規物(D物・ミツワ物)の993RSには、クラブスポーツ仕様がないのは、当時の輸入元ミツワ自動車が公道を走行する市販車にロールゲージは不用という判断からと、聞いておりますが真意のほどは定かではありません。

僕の968CSには純正ロールゲージが装着されておりますが、フロント側(Aピラー部)には装着して貰えなかったので、信憑性があるのかも知れません。
フロント側のロールゲージを、納車後のオーナー本人の自己責任として、納車後に装着可能な996GT3等の現行のポルシェと比較すると、当時と現在のインポーターの考え方の違いがハッキリしているのが垣間見えたりするのではないでしょうか。

リビエラブルーの993RSは、95年8月に国内登録第1陣の1台として、僕の手元に届きました。

僕は、その993RSと99年3月まで一緒に過ごしました。
44ケ月間で、走った距離は48000キロ強で、僕としては購入後に初めて車検を受けたポルシェでもあったので、僕は凄く気に入っていたのだと思います。

993RSを書くことに、決めた時点で、これは数回に分けて書かないと書ききれないと思いました。
何故、手放したのか?がメインなご質問になると、思っておりますが、順を追って説明させて頂こうと思っています。

今回は、僕は、この993RSと、どのように接していたかを書かさせて頂こうと思っています。

ツーリング、サーキット、ジムカーナ、走りに走った!
戦闘的に走った!
これが全てのような気がしています。

44ケ月間で48000キロ強は、あまり走行していないように思えるのですが、街乗り等の日常的な使用はせず、2台以上でのツーリング&サーキット&ジムカーナのみの使用で稼ぎ出した走行距離ですので、993RSに乗った時には、走りに走った!という思い出になっています。

964カレラ2から乗り換えて、初めて993RSでサーキットを走った時には、運転が上手になった!と勘違いさせてくれた993RSでした。
そんな錯覚を簡単に与えてくれる程、993RSの操作性は抜群でした。
でも、慣れてくると、いとも簡単にスピーンしまくるという現実をイヤという程、味わさせてくれたのも993RSでした。
つまり、僕の未熟な運転技術では、持て余すクルマでもあったということです。
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飛び石キズをフロントバンバーに沢山つけて、フロントリップスポイラーも割って、走りに走ったというのが、僕の993RSとの思い出です。
飛び石でフロントガラスを3回交換しておりますので、やはり凄かったのでしょう。
タイヤは持って7000キロ前後という不経済な走り方に徹していた頃でもありました。
つまり、僕は君に首たっけ(You Really Got A Hold On Me)状態ということだったのでありました。

フロントとリアのナンバープレートに取り付けられた、反射板付きの●△■を見て頂ければ、当時の極悪非道(笑)の走り方が想像出来るような気もしますが、今や当時の面影もない走り方をしていますので、お許しくださいませ。

1日に1000キロ走行したり、2泊3日で2700キロ走行したり、今にもまして運転することが大好きだった頃でした。
新潟経由で岩手に行き、一日に日本海と太平洋を見てしまうことになったりと、走ることだけでも楽しくって仕方がなかった頃でもありました。
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戦闘的に走れ!
僕の、この『戦闘的に走れ!』というブログタイトルは、この993RSに乗っていた頃の自分に戻りなさい!と自分に話しかけているところから名付けています。

僕の大好きな鈴木正文氏に『戦闘的に走れ!』と書いて頂いた、僕の993RS!
あの頃と違って、もっと大人の走りを伴って、いつまでも戦闘的に走れ!と僕は自分に言い続けて行きたいと思っています。
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次回も、993RSについて書かさせて頂きますので、お付き合いしてくださるよう御願いいたします。

追伸
皆さまは、何の不満もなく気に入っていたクルマを、気に入ってしまった別のクルマを購入したという理由だけで、乗り換えてしまった経験がないのでしょうか?

by seiuchi-porsche9 | 2006-05-21 15:28 | ポルシェ993