戦闘的に走れ!

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2006年 04月 28日

ロング・ツーリング!(広島編)

15日の夜に、大阪に到着したK君と僕は、道頓堀に行きました。

大阪にお邪魔をする時には、いつも道頓堀で大阪名物の『お好み焼き』を食べることにしています。
大阪のお好み焼きは、どうしてこんなに美味しいのでしょうね!

K君も、今まで食べたお好み焼きの中で、一番美味しいと言いながら、『広島焼きを』を追加しました(笑)
僕もその『広島焼き』を食べてみましたが、これは残念ながら、以前に広島で食べた『広島焼き』の方が美味しかったです。
名物は、その土地その土地で、味わうのが一番美味しいのかも知れませんね。

お好み焼きを楽しんだ後、宿泊先のホテルに向いました。

ホテルに到着したのが、22時半頃でした。
5時半に出発し、22時半にホテルに到着ですから、17時間も遊んでいたことになるようです。
走行距離は688キロでしたが、それ程までに走ったような気がしていないのは、17時間という時間のマジックだったのかも知れません。

ホテルの部屋で思い出したことがありました。
そうです!京都『花折』で夜食として買ってあった・・・、例の『鯖寿し』の存在でした。

お好み焼きで満腹状態の僕等には、到底ムリな大きさの特大サイズの『鯖寿し』を、取りあえずテーブルの上に置きました。

『勿体ないよね!』
『美味しいね!』
『勿体ないよね!』
『美味しいね!』
『勿体ないよね!』
『美味しいね!』
この会話を繰り返していいたら、見事に完食していました・・・・。

そんな、こんなで床に就いたのは、24時過ぎになってしまいました。

そして、目を閉じたと思ったら『モーニング・コール』の電話が鳴り響きました!
『モーニング・コール』は、AM4時のセットですから、あっという間でした。
昨日は2時間睡眠、そして今日は4時間睡眠ですから、ツー情熱には我ながら感心してしまいます。

夢心地で、もっと寝ていたいと思うよりも、滞在時間が僅か6時間しかなかったホテル宿泊料金が、とてつもなく勿体なく感じている現実世界の僕がいます。
どうやら、完璧に目覚めたようです。

4時半にホテルの駐車場を出発!
そして、僕らが目指したのは、この辺りです。
九州も近そうですが・・・。
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集合場所の某SAに到着すると、いつもの素敵な仲間が暖かくお迎えしてくれました。
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今日の目的は、PCEO(ポルシェク●ブ東大阪)の日帰りツーリングに参加させて頂くことでした。
参加車両は当然のことながらポルシェばかりで、今回もロングツーながら、20台が集まりました。
964、993、996、997、カイエンと車種も豊富で、チョットしたクルマ屋さんが出来そうだなぁ~と不純な考えが僕の頭を過ぎります。

今回のロンツー担当幹事・Iさんの、いつもながらのテキパキとしたブリーフィング後、20台のポルシェは各車さまざまな素敵なサウンドを奏でて某SAを出発しました。

僕の前を颯爽と走るのはバサルトブラックメタリックのカイエンSです。
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西条ICで降りるポルシェ!
モチロン後続車もポルシェ!
そして一般道でもポルシェ!
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第一目的地は一般道を70キロほど走らなければなりません。
信号待ちで、カイエンSに超接近。
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リヤの「カイエンS」のエンブレムの上に、オリジナルでポルシェのクレストが装着されているのが見えます。
何処かで見たことがある!と、お気づきにになった方も沢山いらしゃるでしょう。
超軟弱GT3webで超有名な『ぶーすかさん』のカイエンSなのでした。
ぶーすかさんのカイエンSの詳細は 超軟弱CayenneSで御覧下さいませ。
ぶーすかさん操るカイエンS(9PA)の後ろを、僕は走っていたというワケでございます。

そして20台のポルシェが、目指す目的地は江田島です。

音戸大橋を越えて・・・・・。
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・・・・早瀬大橋を越えると江田島に入ります。
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到着したのは、最初の目的地ある『海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)』でした。
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海上自衛隊第1術科学校・駐車場にポルシェを預けて見学に・・・。(駐車しきれないので、真向かいにもポルポルは駐車してあります)
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現職の海上自衛隊員さんの、御案内のもとに見学はスタートしました。
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見学は、広報展示室(スタート)⇒大講堂⇒赤レンガ前⇒陸奥砲塔⇒表桟橋⇒教育参考館の順に廻り、年間12万人ほどの見学者が、お訪れているそうです。
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海上自衛隊第1術科学校の見学コースは1時間30分ほどですが、詳しくは海上自衛隊第1術科学校の 公式HP を御覧下さいませ。
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真っ青な海と、
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真っ青な空に時の流れを越えて、空しく聳え立つ『戦艦陸奥』の主砲が、現在の日本の平和を象徴しているようでした。
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海上自衛隊第1術科学校を見学して、我等20台のポルシェは次の目的地である呉を目指しました。
次の目的地は、『呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)』でした。
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一般道を走って、『呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)』に隣接されている駐車場にクルマを停めました。
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ヨッシーさんの996GT3RSブルーラインと並べて停めました。
そうなんですよ、GT3RSブルーラインのブルーは、実はリビエラブルーなんで、この2台はとてもマッチすると思っています。

この2台は、初期型GT3に完成型GT3です。
モチロン運転して疲れるのは、初期型GT3です。
この疲れを楽しいと受け止めれると、初期型GT3も満更ではないと僕的には思っています。
パワーが少ないほうを疲れて乗る・・・・負け惜しみのような気もしますが(笑)、初期型GT3は、市販型では最後のスパルタンなポルシェのような気がして、この疲れ方を僕は嫌いではありません。
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到着後、呉市内で昼食をして、 大和ミュージアム を見学しました。
大和ミュージアムのシンボル10分の1『戦艦大和』です。(全長26.3㍍)
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本物の『零戦(零式艦上戦闘機62型)』ですが、コクピットの狭さもさることながら、これに乗って空中戦をしていたことを思い浮かべると、感無量でした。
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人間魚雷『回転』や『神風特攻隊』、そしてこの『戦艦大和』の乗組員たちの遺書・手紙・葉書などに、家族への思いを託し、出撃したことを思い浮かべると、彼等が残してくださった現在の平和に感謝すると共に、平和への思いを、新たに再認識するよい機会を与えて頂いたと今回の見学に感謝いたしました。

大和ミュージアム を閉館時間の17時まで見学しました。
大和ミュージアム の外に出て、呉の空を眺めても、日本最大の海軍工廠(工場)があったため、アメリカ軍の空襲の標的となり14回も空爆を受けた、あの頃の呉の空が、どんな色をしていたのかを想像することも出来ませんでした。
ただ、同じ空とは思えないほど澄みきっていました。
戦争の悲惨さや、平和の大切さを、今回ほど感じたことはありませんでした。

最後に、20台35名の記念撮影です。
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大和ミュージアムから、西条ICまでは一般道の利用で60キロ強ありました。
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西条ICから高速に乗り、某SAで、今回のツーリングは解散とまりましたが、僕は、この2台と一緒に走って帰ってきました。
ヨッシーさんの996GT3RSブルーラインとミッキーさんの996GT3RSレッドラインです。
GT3RSだけに標準で装着されるカーボン製のサイドミラーを、迷うことなく取り外して、それぞれガーズレッドとリビエラブルーのサイドミラーに換装されています。

外してしまったカーボンのサイドミラー(片側だけで10万以上します)を、僕にください!とお願いしてみることにしようと思っています。
片側づつでよろしいのでくださいませんか?と・・・。
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こうして3台で走って来たのですが、僕が眠気との戦いになってしまい、ペースの遅いこと!遅いこと!で本当に申し訳なく思っています。

その後、最終集合場所の某SAでK君と合流し、皆さんとお別れしました。
PCEO(ポルシェク●ブ東大阪)の皆さま、今回も暖かく迎えてくださってありがとうございました!

K君と僕がホテルに到着した時は22時過ぎで、本日の走行距離は700キロ程でした。
続く・・・・。


※ご参考までに某週刊誌でのPCEO(ポルシェク●ブ東大阪)・Y会長の談話です。
『PCEOは、全員が自分の実力を自分で理解してんねん!それはツーリングでもサーキットでも大切なことやから。特に一緒に走るっちゅーことはテンションがいつもより上がるやんか、速い人に影響される感じでついつい無理してもーて、事故を起こす場合もあるしなあ。それに参加したメンバーやそのクラブ、はては同じクルマ(ポルシェ)に乗ってる人にも、ごっつ迷惑をかけてしまうかもしれんし。自分の実力を、クルマ(ポルシェ)の限界をどこで知るか・・・、一番確実なんはサーキットやろけどな』
<原文引用(C)STUJIO TORON/集英社>

by seiuchi-porsche9 | 2006-04-28 23:03 | ポルシェ全般
2006年 04月 21日

ポルシェで修学旅行!

15日(土曜日)から17日(月曜日)にかけてツーリングに行って来ました。
15日は午後からの出発予定を変更し、早朝に出発いたしました。

15日の目的地は京都にしました。
京都を目的地とした理由は、こんなところからです。

ソリ黒996ターボMTのK君とは、知り合って5年以上が経ちました。
K君と僕の年齢差は20歳あるのですが、僕は彼といると居心地が良いし、彼も僕に興味を抱いてくれているようで毎日のように電話をしてくれます。

お互いの仕事場が徒歩2分、お互いの駐車場は道路を隔てただけという環境にいることもあって、小さい頃から一緒にいたような錯覚を起こすほど仲が良いのです。

K君は、自ら会社を興して、僅か6年で社員数70名前後にしただけあって、行動の全てが大人です。
自分の考えは譲らなく、僕にも説教をしますが、その考えが勘違いしていたり、間違えたりしていたと気付いた時は、直ぐに自分の非を認める柔軟性が彼の持ち味だと思っています。

K君の考えは殆どが正しいので、僕と相反することも殆ど起きないのですが、親しくなって間もない時に、『セイウチさんに怒られる事を望んでいるんです』と言いに来たことがありました。
会社の事で、時として自分の考えが正しいのか?間違っているのか?判らなくても早急に決断をしなければならないことが多々あって、本当は誰から見ても間違っている判断をしたとしても、誰も指摘すらしてくれない。

K君は、若くして会社を興した人にありがちな悩みを抱えていたワケです。
この自分は何をしても怒られないという危険性に、会社設立2年目にして気付いた彼の経営感覚は抜群だと思っています。

そんな経緯があって、それからは毎日のように連絡をくれます。
K君の仕事の判断は斬新的で、僕が教えることは何もなく、彼から教わることばかりです。
漢字の読み書きが苦手で、字も下手で汚いというところは、僕らの共通点です。

K君と僕が、同じ年だったらどうしていただろう?
以前から、僕ら二人はこんなことに興味を持っていました。
そこで、彼からの提案は『修学旅行しません?』
そんなワケで京都修学旅行になりました。

15日の早朝に出発した僕等でしたが、東名高速を走行中に嬉しい誤算が起こりました。
東名を走行中、僕の携帯にメールが届きました。
『今頃は浜松あたりでしょうか、もし守山辺りで、休憩されるならお見送りに駆け付けマッスル』
なんと『スパイク父さんの呑気な日々』の当のご本人『スパイク父さん』からでした。

突然の待ち伏せに感激をしました。
多少は期待しておりましたが(笑)、まさか高速に乗ってまで待ち伏せしてくださるとは思ってもいませんでした。
そんなワケで、守山SAでスパイク父さんとお会いしました。
想像通りの紳士な方で、面倒見が良くて豊富な知識をお持ちなことは、お話しをして直ぐに判りました。
このまま守山SAに一日いてもいいかなぁ~!こんなお方と、ご説明すれば想像して頂けるでしょうか。

僕は名古屋名物の『きしめん』を食べて、食後に『コーヒー』を飲みました。
初めてお会いした方の面前で、クチを動かし続けてしまったという不束者でした。
スパイク父さん!申し訳ございませんでした。
これに懲りずに、いつの日か、また待ち伏せしてくださいませ。
楽しく素敵なひと時をありがとうございました。

こうして、守山SAで涙のお別れをし、京都に到着しました。
先ずは、修学旅行では定番中の定番の『金閣寺』に行きました。
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そして修学旅行といったら、、これも、お決まりの野郎同士の記念撮影を1枚。
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金閣寺は、早朝で小雨ということもあってか、まだまだ人もまばらでした。
次に向ったのは『竜安寺』でした。
竜安寺の駐車場へのアプローチでは、桜が満開でした。
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竜安寺の駐車場は、さらに桜!桜!桜!でした。
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竜安寺を見学すると、こちらも満開でした。
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ここで、またまた嬉しい誤算が起きるとは・・・・。
僕の携帯が鳴り響きます。
仕事?出るのイヤだなぁ~、と思ったら、発進元は『ケイマンの有る生活』のKazuさんではないですか!!

『セイウチさん、何時ごろ発ちはるんですか?』
『Kazuさん、今、京都なんですよ』
『うちに寄っていてくださいな~あ』
『次回にまた遊びに来ますから~』
『そんなぁこと言わんといて、寄っていてくださいな~あ』
『観光してから3時ごろに電話だけはしますから~』
関西弁はよー判らんのですが、こんな感じだったと記憶しています。

次に目指したのは、桜の名所『原谷苑』でした。
この時間帯になると、観光名所周辺の道路はかなり渋滞が始まっていました。

信号待ちを、2回は出来ないという僕等は限りなく裏道を走ることになります。
裏道はいつも適当に走るのですが、右か?左か?はたまた真直ぐか?と人生のその場その場での判断のようで、これを人生ゲームにたとえて遊ぶととても面白いです。

K君が先頭の時に、いつも感じることがあります。
K君は日本の都道府県の県庁所在地も満足には知らないほど、地図音痴なのですが、彼が選択する裏道は面白いようにテキパキに的中します。

今回も気がつけば、金閣寺の駐車場、原谷苑のまん前の道と、渋滞を知らずに何処でも行けます。
K君の普段の仕事ぶりが、垣間見れるようで、こうして裏道で彼の後ろを走るのが、僕は大好きです。

裏道を走る996ターボの後姿ですが、フラグシップである996ターボであえて『Turbo』のリアエンブレムを外してしまう、K君のセンスには頭が下がります。
(僕には『GT3』のリアエンブレムが外せません)
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裏道を抜けて『原谷苑』に到着しました。
こちらも桜は満開でした。
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混雑している原谷苑を早々に立ち去り、昼食をすることにしました。
お店の名前を、残念ながらハッキリ覚えていないのですが、『柚子多香』さんとか『柚子香』さん、こんな感じのお名前の京料理の洒落たお店でした。
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京料理を楽しんだあとは『高桐院』に行きました。
高桐院は『大徳寺』の一角なので、大徳寺の駐車場に預けました。
高桐院の入り口で、修学旅行らしいポーズのK君を激写。
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桜の綺麗な季節には、高桐院には辛い季節だということを知りました。
いつもの、あの高桐院の素晴らしさを見るのには、新緑の季節だったということを、桜の綺麗さに感動して、スカッリと忘れていたのでした。
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近くで眺めても、まだまだで、こんな感じです。
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高桐院をあとにして、大徳寺の駐車場に向いました。
ここでチョットしたアクシデントが起こりました。

大徳寺の駐車場は道路からは、かなり高いところにあります。
道路から入って数メートル(3メートル程)を一気に上ると、無人の発券機とバーがあります。
駐車場に入る時は、広い道路から斜めに入っています。
2台共、リップスポイラーはガリガリと擦って入りました。

ところが、出れない!入ったのに出れない!
駐車場から道路に出る急な坂のアプローチは花壇があって、思いのほか狭いのです。
つまり、クルマを斜めに出せないのです。

K君が何回切り替えしても、リップを擦りまくるだけで、出れないんです。
K君はローダウンしていますが、僕のフロントリップは標準でもK君より低い85㍉です。
K君が出れなければ、僕は絶対に出れないことになります。

そこで、バックから挑戦することにしました。
その時です、天から助けがやって来ました。
『そんな低いクルマがあるとはね?』
標準語バリバリの駐車場のオジサンがやって来たのでした。

『あの奥の角まで走って行ってよ!』
と、オジサンは優しく言いました。
駐車場内の角にあった柵を外してくれて、僕等2台は大徳寺の正門から脱出することになりました。
こうして、僕等は、本来はクルマが走ってはイケナイ場所を通り抜けたのでした。
オジサン、今でも感謝していますからね!!

次に向ったのは、京都に来た時には、必ず立ち寄る老舗でした。
京都の街並みは、何処もかしこも、こんな風に桜が満開で、修学旅行の季節とはチョットだけ違っていました。
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僕等2台が目指したのは、鯖寿しで有名な『花折』さんでした。
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ここで、お夜食の鯖寿しを買いました。

そして、Kazuさんに電話をしました。
場所がイマイチ判らないと判断したKazuさんがとった行動とは・・・・。
『お近くまで、お迎えに行きます!』
じゃ~あ~じゃ~ん!じゃ~あ~じゃ~ん!
なんとも面倒見の良い人ばかりなのでしょう。
会ったこともない人が、突然として来ることは、面倒なことばかりなハズなのに・・・・。
人の優しさで、今日は2回もギャフンとさせられてしまいました。

人の優しさは一日にしては成らずなので、Kazuさんとスパイク父さんの日常が垣間見れます。
今日という日は、本当に最高の日だということを言い切れることは、何年ぶりのことだろうか?

某地点でKazuさんと合流しました。
Kazuさんのブログで愛車ケイマンSを洗車したばかりなことを知っていた僕は、こんな雨降りに見知らぬ僕等2台を迎えに来てくれるなんて!
でも『洗車したばかりでしょ?』こんなチッポケなことは聞けませんでした。

僕は道に迷うであろう僕等を迎えに来てくれたこと、そして、見も知らぬ僕等を、お家に招いてくれる・・・・全てのことに感謝しているので、洗車の事だけには触れることが出来ませんでした。

ケイマンSの後姿は、ホントに美しく魅力的でした。
某高速道路で、ケイマンSを追尾しましたが、その速さに唖然としました。
試乗は比較対象できないことが多いのですが、こうして自分のGT3で後ろを走ると、ケイマンSの実力が良く判ります。
こんなに速かったの!これが実際に感じた感想でした。
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こうしてKazuさん宅に、突然お邪魔してしまいました。
挙句の果てに、貴重で高価なお土産まで頂いてしまいました。
どうもありがとうございました。
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こうしてK君と僕の京都修学旅行は終わりました。

今回の修学旅行で学んだことは、金閣寺のいわれでもなく、竜安寺の『わびさび』でもなく、
原谷苑の桜の美しさでもなく、高桐院の静けさでもなく、花折の鯖寿しの美味しさでもありませんでした。

東海地方のお方の優しさと、近畿地方のお方の優しさと、そしてK君の優しさ。
人って素敵だな!最高のことを学んできました。

僕等は宿泊先の大阪を目指しました。
続く・・・。

by seiuchi-porsche9 | 2006-04-21 23:25 | ポルシェ全般
2006年 04月 13日

ドライヴ・マイ・カー(beep,beep,yeah)

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大好きなツーリングに行って来ました。
BOXSTER'S PLEASURE・僕星団 の愛知僕星団(仮)ツーリングに参加して来ました。

8日土曜日の夜更けにに2台(4人)のアークティックシルバー987で名古屋に向かいました。

名古屋到着後の午前中は、名古屋名物『モーニング』を楽しみ、名古屋城を見学しました。
ランチに名古屋名物『ひつまぶし』を BOXSTER'S PLEASURE・僕星団 ・のWebmasterである、かの有名なさちおさん&素敵な若奥さま・かおるさんと食べてまいりました。
夜は夜で、美味しいイタリアン&ワインを楽しみ、前夜祭がお開きになった頃は、既に翌日でした。

9日の日曜日に、愛知僕星団(仮)・春の花見ツーリングに、関東組として参加させて頂きました。
当日の楽しい画像は こちらに掲載されています。

僕が、この BOXSTER'S PLEASURE・僕星団 のツーリングに参加させて頂く度に思うことは、参加している僕星(ボクスター)オーナーも最高だし、また僕星(ボクスター)という同一車種だけのツーリングは、他にもあるようで、実はなくて、その同一車種僕星(ボクスター)という単純明快さが判り易くて、凄く楽しめるということなんです。

986ボクスターでも987ボクスターでも、そして、それがMTであってもTipであっても、パワーの差こそ多少はあれど、全ての挙動が概ね同じです。
ブレーキ性能はSの方が若干上かも知れませんが、ツーリングの場で現れるほどの差ではありません。

つまり自分の前後を走る僕星(ボクスター)を見ていれば、自然に色々なことが判ってきます。
前を走る僕星(ボクスター)がコーナーに突入して、サスペンションが上下にストロークする場面も見れます。
自分がチョット苦労して通り過ぎたコーナーでも、後続車が楽に走ってくれば、自分のライン取りに問題があるのではないか?
こんなことまで思い浮かべられます。

RRである911の後ろを僕星(ボクスター)で走っても楽しいのですが、最終的な挙動が違うということを、お互いが理解し、お互いが自分の技量をある程度は正確に把握しておかないと、お互いが楽しめなくなります。

実際、僕にとっては996GT3と987Sの走り方がまるで違います。
仮に996Gt3や996ターボで先導されて、僕星(ボクスター)で山道を走っても楽しくないと思っています。
僕星(ボクスター)が先導の方が楽しめるかも知れませんが、僕星(ボクスター)同士の比ではないと思います。

これは何度も経験していることで、930ならば930、964ならば964、993ならば993、996ならば996と同一車種で走るほうが気分的にも楽になり楽しめます。
自分は、930が好きなんだ!964が好きなんだ!993が好きなんだ!996が好きなんだ!とハッキリしていて、自分のポルシェの性能を理解していれば、この限りではありませんが。
僕は930が好きですから、どのポルシェと走っても楽しいですが、数台の930が集まって一諸に走るのが、最近のささやかな夢です。

そんなワケで、単純に僕星(ボクスター)だけで走るツーリングに魅力を感じています。
素敵な僕星(ボクスター)乗りの方に知り合えることはモチロンのこと、そして何よりも屋根のないオープンカーという僕星(ボクスター)自体が大好きという共通点が大前提にあるので、会話も直ぐに弾みます。

この2日間の走行距離は、帰路を箱根経由にしたので、1050キロ程でした。

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以前(3月7日)に、996ターボが愛車のK君のことを書きました。

そのK君が、僕のブログを発見してしまいました。
『二人だけでも、また毎月行きましょうよ!』
K君は、これを読んでしまったようで、K君と2台でツーリングに行く約束をしてしまいました。

目的地は広島!です。
15日・土曜日の午後から出発し、17日・月曜日の午前中に帰宅する予定でいます。
15日に京都に立ち寄り見学、15日大阪泊、16日広島(江田島)日帰りで大阪泊、17日早朝帰宅する計画です。

K君、48時間で2000キロほど走るので、いつ寝るのでしょうか?

そして、
『おいおい、君は僕より速くなったし、さらに君は魔法の4駆ではないではないか・・・・。』
これも読み忘れていていると思うので、途中でクルマ交換しますから。

そんなワケで週末は、この2台で小旅行に行ってまいります!
お気に入りのトロリーケースとともに・・・・。

by seiuchi-porsche9 | 2006-04-13 17:41 | ポルシェ全般
2006年 04月 07日

ポルシェ930カレラ!(購入記)

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お客様引換札 911。

まったくの偶然なのですが、背筋がゾックとするほど驚いてしまいました。

このお客様引換札は、10日程前に、某区役所所に印鑑証明を申請しに行った時に係りの人から渡されたものでした。
申請した印鑑証明の用途が、ポルシェ930つまり、ポルシェ911カレラの名義変更に使用するためだったのでゾックとしたのでした。

印鑑証明の手持ちがなかったので、申請しに行ったら、お客様引換札が911番だったということなんですが・・・・。
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結論から書きますと、去年の年末に、ヒョンなことから930カレラを購入しました。
3月末日までに名義変更をしないと、自動車税が前オーナーの元に送付されてしまうので、3月31日に名義変更をしたという次第です。
930の後ろの部分がない画像が好きなので、この画像を最初に載せました。
理由は・・・・・。
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930カレラも、もはや旧車の部類に入るかも知れません。
僕は旧車はオリジナルが好きです。
ターボウィングがチョット気になっています。
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近づくと、こんな感じです。
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ここまで、近づくと930ターボに似ているような気もしますが、あくまでも930カレラなので、ノーマルフードが好みになります。
近いうちノーマルに戻そうと思っています。
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前回、2個1や3個1、あるいは4個4や5個5のことに触れさせて頂きました。
そして、僕は店頭で中古車を購入したことが殆どないとも書かさせて頂きました。

『セイウチさんは、どんなふうに中古車を買っているのですか?』と何人かの方のコメントを頂きました。

そんなふうに改めて質問されると、どんなふうに答えたものかと、戸惑ってしまいます。
この930カレラは、どうして購入したのかに触れてみたいと思います。
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クルマ屋でバイトをしていたことは、前回、書きました。
クルマ屋という言葉は、僕的には、中古車屋やブローカーに対して使用しています。
正規代理店はディラーと呼び、正規販売店が販売したものがディラー車、短縮してD物と呼んでいます。

ポルシェやフェラリー、ベンツ等を専門に販売していて、店構えが大きいものをディラーと呼んでいる方もいらしゃいますが、それは間違いで、ディラーとはインポーターである現地法人(PJやMBJ、BMWJ等)や商社と正式に代理店契約を結んでいる正規販売店のみを指します。

代理店契約とは、ある種の法律と同じなので、シテはいけないことや、シナクテはならないことなど、詳細に取り決めがあるのは、ご存知の通りです。

日本全国のPCの、床のタイルの大きさも色も同じで、ショーケースも同じで、椅子等の備品も同じなのは御存知の通りです。
規模さえ違うけれど、基本的な造りは同じになっているハズです。
これをクリアーしないとPCの称号は与えられません。
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そのPCの知り合いのメカから、去年の12月に『セイウチさん、ご相談があるのですが?』
聞いてみれば、彼が乗っている930を手放そうと思っているのだけれど、出来れば、いつでも買い戻せる知り合いに売りたい・・・・概ね、こんな内容の相談でした。

彼の930は見たことはあっても、運転したことはありませんでした。
彼が僕に、お声掛けしたということは、僕の知り合いか、僕に乗って欲しいということだと、素直に受け取りました。

88年930カレラ、走行107000キロ、D物、サンルーフ無し、4オーナー、シルバー、修復歴なし、記録簿完備。
彼が4代目のオーナーで、彼の手元にきて11年目の930で、3代目のオーナーもポルシェ・ディラーのメカが乗っていたので、とんでもないババァー(トランプの婆抜きの婆のことです)を引いてしまう可能性は皆無そうです。中古車選びでは、ここが肝心です。

彼の希望売却価格は、120万円です。
業者に見せたところ120万円の値が付いたので、同じ価格で、いつでも見れて、触れる環境の人に売却したいとのことでした。

さてさて、どうしたものだろうか?と僕は考えました。
いつでも見れて、触れる環境にするという願望を満たすには、僕の友人知人、親戚、もしくは僕が乗らなければいけないということになります。
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とり合えず、その930を一日借りてみることにしました。
さすがメカで、事前に聞いた不具合はドンピシャでした。
エアコン効かない、2000回転以下でモタツキ不整脈が発生していました。

以前に930カレラは、3台乗り継いだことなんて、すっかり忘れてしまっていて、久々の930カレラは楽しくて、空冷に未練たっぷりの自分が見え隠れしてきました。

僕が他に気になったのは、リアサスのヘタリ、ヒーターブロウの異音、フロントトランクジッドのショック抜け、バッテリーの寿命、左のドアー内からの異音、リアガラスを留めているゴム切れ、ダシュボードからの異音(メーター右側)・・・・・こんな感じでした。

試乗ついでに、知り合いのクルマ屋さんを3軒ほど廻りました。
3軒ほど廻ったのは、年末の挨拶に伺う用事もありましたが、元来クルマ屋気質なので、120万円の値が妥当かどうか?にも興味がありました。

結論から書きますね。
A店、930の買取相場は、0~300だから、範囲内ということで、想定の範囲内。
この930の価格は教えてくれなかったので、120以下なのは間違いがありません。

B店、他で120付くなら、120で置いていく?
こういう返事の場合は、930を探している顧客を知っていて、150~200ならば直ぐに売れる見込みがある場合です(社長さん、読んでいたらゴメンなさい)
チョット粘れば130位で買い取ってくれるハズです。
僕が学生時代に小遣いを稼いでいた方法なのですが、やろうと思えば、こんな簡単に10万程稼げます。

C店、今までに沢山のクルマでお世話になっています。
僕が、お世話になっているということは、裏を返せばC店も、僕との付き合いで、かなり儲けたということにもなります。
『どうしょうもなくなったら、持ってくれば!』色々な意味に取れるのですが、僕が、どうしょうもなくなったクルマを持ってこないことを見抜いているので、不具合を直して、僕が取りあえず乗って、飽きたときには持ってくれば・・・・ということです。
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一日、930を借りて、僕なりに整理が出来ました。
この個体を、僕の友人知人に紹介するのは止めよう!・・・・この結論だけは、借りた30分後には出ていました。
不具合箇所を詳細説明しても、色々と不具合を抱えているものを、友人知人に紹介するのはイヤだなぁと思ったからです。
中古車は、乗れば乗るだけ不具合が出てくるワケで、今、抱えている不具合が直ることは絶対になくて、更なる不具合を発生する可能性は、神のみぞ知る!だからです。

僕が感じた不具合箇所を、彼に指摘する前に、ノーマルのステアリング(モモに換装されていました)を所有しているのかを確認しました。
これは持っていたのでクリアーしました。

僕が、どんな不具合を感じようと、感じまいと、この930の価格は120万です。
実は、これ大切なことなんです。
ですから、僕が感じた不具合は、やっぱり彼には伝えませんでした。

その代わりに、仮に、僕が購入した場合には、エアコンを修理するし、2000回転以下でモタツキ不整脈も直したいので『いくら位を突っ込めばいい?』とだけ聞きました。
彼の答えは『パーツ代だけ、お願いします』・・・・でした。
つまり彼が、自分の休日に作業をするので、パーツ代だけ負担してください・・・ということでした。

話をしていくと次のようなことがわかりました。
彼も不具合箇所を直したかったようで、出来れば彼自身の手で直したいとのことでした。
この930にかかる修理は、全てパーツ代だけで、いいとも言ってくれたので、僕が感じた不具合も、いつの日にかは直せるかなぁとも思いました。

そんなワケで、僕は、この930を買ってしまいましたが、僕が決めた購入価格は140万円でした。
20万円アップした理由は、僕に声を掛けてくれた御礼と、彼の930を思う熱意からです。
モチロン、140万だったら、誰か買ってくれるだろうという・・・・下心もありますが。

印鑑証明200円、車庫証明2600円、名義変更諸費用4100円、合計6900円で簡単に自分で出来ます。
簡単に出来てしまうことがイケナイことに気付いたのは、学生時代でしたが、僕が様々なクルマに出会えたことの原点も、この簡単に出来てしまうことから始まっています。

88年、930カレラ。
88年製のマイ2世に、この930カレラからポルシェの楽しみを教えて行こうと思っていますが、僕の思惑通りになることやら・・・・・。

(現在、不良箇所の修理中で入院中です)

by seiuchi-porsche9 | 2006-04-07 17:45 | ポルシェ930
2006年 04月 01日

周り回って!(今は昔)

いきなりですが、僕は中古車が大好きです。
今までに実に沢山の数の中古車を乗り継いで来ました。
その数は常識の範囲をはるかに越えていることは間違いがないと思っています。
つまり、人にお話しするのが恥ずかしいほどの台数ということです。

学生時代に、中古並行専門の怪しいクルマ屋でバイトをしていたことがありました。
女の子に囲まれるのではなく、中古車に囲まれて生活をしていました。
そんな環境だったので、クルマ複数台所有体制は20歳の頃に構築されています。。
卒業して就職をし、初めて頂いた給料の少なさに唖然とした程、学生の頃には稼ぎがありました。
裏を返せば、当時の中古並行車が暴利の固まりのようなクルマだったということにもなります。

車種は書きませんが、当時、店頭で250~300万の中古並行物の原価は、日本の保安基準に適合させる為の緒改造費やガス検に合格させる為の諸費用を含んでも90~150万位だったと思います。
当時の欧州モノの中古並行車で、特に走行距離が進んでいる玉は、アウトバーンを筆頭に多量に撒かれた塩カリの関係で下回りは錆びだらけで無惨なものが殆どでした。

それをリフトアップして、黒のアンダーコートを塗りたくって誤魔化したりしていました。
室内はマジックインクやマニュキアや靴墨を巧みに使用してリペアしていました。
この作業は、今でも僕の特技になっていますが、いずれにせよ数ヶ月で色落ちしてしまいます。

敢えて書いてしまいますが、メーター戻しも当たり前の世界でした。
メーター自体を戻さない方法もありました。

たとえば5台の同一車種の在庫があるとします。
ガワ(外装)の良い順番に売値は高くなれるハズなので、ガワが一番良い個体のスピードメーターと、5台の中で一番距離が少ないメーターを交換します。
そして内装パーツも他の4台の中でもっと綺麗なものがあれば、それを取り外して組み直していけば、上辺だけの極上物が出来上がります。

2個1(ニコイチ)という言葉は有名ですが、現実には3個1(サンコイチ)もあれば、このように5個5(ゴコゴ)もあります。

ご存知のように、2個1や3個1になるのは、事故車を起こす場合が殆どです。
起こすという言葉の意味は、致命的な故障を抱えてしまったクルマや、事故によって不動になってしまったクルマや、燃料漏れ等で炎上してしまったクルマ・・・・・つまり死んでしまったり眠ってしまっているクルマから、良いとこ取りをして、1台のクルマとして生を与える・・・・・つまり眠りから目覚めさせるというのが語源のようです。

現代では、旧車を復元させる場合にも同じような方法が行われたりしますが、この場合はベース車両があって、用意した部品取り車からパーツをモギ取って仕上げて行くワケで、基本的な考え方は同じであって、目指す方向も同じであっても、その趣旨は大幅に違うことだと思っています。
単純に旧車の場合では、レストアをするという単語の中にククッテしまった方が誤解がないかも知れません。

近年は、盗難車に事故車のシャシーナンバーを貼り付けたりする場合もあるようなので、怖い世の中になったものだと思っています。
また起こすという言葉は、単純に1台の事故車を社会復帰させる場合にも使われたりするので、同音異語の言葉の一種と僕は受け止めています。

話しは戻って、5個5あるいは4個4から更なる価値を見出す方法も存在します。
4台のクルマに搭載されている4本のスペアタイヤを利用すれば、新品同様のホイール&タイヤで、1セット1台分が出来上がるワケで、これを悪用する方法です。
抜いてしまった4台4本のスペアタイヤを、あらかじめ用意しておいた鉄チンや社外品のホイール4本に載せ代える方法です。

こうすれば、タイヤ&アルミホイール4本/1台分が出来上がるワケで、それを別のルートで処分してしまう。
このように、考えられることは何でもアリアリの世界が、当時の業界の一部には存在していました。
僕は学生でバイトだったので、主犯格にはならなくても共犯者に近かったと深く反省しています。

今になって判ったことは、良い人の廻りには良い人が集まって、良い人の集団が出来るということでした。
反対に悪い人の廻りには悪い人が集まり、それなりの集団が出来るのも判りました。
僕は後者の集団に属していたと、気付くのには若すぎたのだと思っています。
そして、それが間違った甘えだったということも、今になれば判ります。
悪は栄えたことがない・・・この諺の通りに、社長は夜逃げして、数年後に倒産しています。

売り手側の、ありとあらゆる変化球を見てきたので、いざ買い手になった場合には、そうそう騙されるような自分でなくなったことも事実です。
世の中に中古車購入の達人なんて、僕は存在しないと思っています。
達人になってしまったら、もはや店頭で中古車を購入することすら出来ないハズだと思っています。
達人でない僕でさえ、店頭で中古車を購入した経験が殆どありませんので、この考えはあながち間違いではないと思っています。
店頭で購入すれば必ず損をするものがクルマです。
損をすることが判っていながら購入する人が、僕には達人には思えないので、クルマはやっぱり楽しむためのものだと思っています。
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僕は、95年に知り合いの大先輩Hさんから、94年型のE36M3を譲って頂いたことがあります。
(このE36M3は、今、振り返って思い出しても最高に楽しいクルマの1台でしたが、それについてはいつか書くことにします)

この譲り受けたE36M3は新車並行モノでした。
販売元(つまり輸入元)は、数々のクルマ雑誌に広告を掲載していた、とある大きなショップでした。

このE36M3に乗って、軽井沢に行ったことがありました。
軽井沢に仕事があって、商品説明の為に某メーカーに勤務していた、2人の20代の女性MさんとKさんを、助手席と後部座席に乗せて、僕はルンルン気分で関越道を北上して行きました。
96年のことだと記憶していますので、僕も若かったハズでルンルンになっていたのでしょう。

関越道を走行中に、突然としてステアリングを左に持っていかれました。
それは、追い越し車線から一気に路肩に持って行かれるような強烈な感じでした。
そこそこのスピードで走行していたので、アクセルオフのみで減速しつつステアリング修正しました。
速度がそこそこ落ちてきたと思ったら、次はいきなり、クルマが前後にバタン!ドタン!状態になりました。

僕が路肩にクルマを停車させて降りてみれば、案の定バーストしていました。
左後ろのタイヤのエアーが完全に抜け切っていて、扁平率10前後の超扁平タイヤが出来上がっていました。
タイヤの巾も更に広がりホイール巾を完全に超えています。
パンク以外は何事もなかったので一安心なのですが、タイヤは見事なまでに討ち死にしてしまいました。

僕は、昔から壊れるクルマばかり乗っていたので、こんな出来事ぐらいでは、まるで動揺しません。
壊れるクルマはまだましで、壊れまくるクルマの経験も多いので、壊れることには、快感すら感じます。
過去の経験から考えても、これは単なるバーストで、僕の手でタイヤ交換をすれば終わりです。

リアトランクからジャッキーとホイールレンチとスペアタイヤを取り出します。
そしてタイヤの交換をし、バーストしたタイヤをトランクに収めれば作業は終了です。
昔は前後のタイヤのサイズが同じだったクルマが多かったので、頻繁にローテーションした経験もあるし、タイヤを外してタイヤハウスの中までワックス掛けをしたり、外したホイールと一緒に混浴を楽しんだりしていた人なので、タイヤ交換の1本ぐらいでしたら楽しみの延長線上になります。

そういえば、996GT3が納車された、その日の夜に左のリアタイヤをバーストしています。
この時も最初は動揺しなかったのですが、途中から慌てまくってしまいました。
つまり、996GT3には車載工具というものが一切載っていないのでした。


スペアタイヤが搭載されていなければ、車載工具も必要とするハズがなかろう?
これがドイツ人の発想のようです。

車載工具さえ搭載されていれば、バーストしたタイヤと一緒にタクシーに乗り込み、最寄のGSへ行く!
これが、日本人である僕の場合の発想です。

自分の出来る範囲の事は、自分の手だけで行わないと気がすまないタイプの僕の場合は、JAFに頼るとか、エマージェンシーに頼るとかは、いつも最終手段になります。
ガス欠は原因がハッキリしているので、即座にJAFのお世話になっています。
JAFではハイオクの用意がありませんので、レギュラーになりますが。

JAFに頼る前に、996カレラに乗っている親友N君に電話をしました。
結局、彼に996カレラで来て貰いました。
996カレラに搭載されているジャッキーとホイールレンチを借用し、タイヤを外してスタンドに持ち込み、そこでパンク修理して貰い帰宅しました。

翌日、新品タイヤに交換しました。
こうして、僅か80数キロで命途絶えたリアタイヤでしたが、今でも僕の部屋のオブジェとして誇らしげに存在価値を主張していますが、僕には巨大で邪魔な存在価値しか見い出せていません。
そうして、996カレラ用の車載工具一式を購入し、僕が使うまでは未使用だった親友N君の車載工具一式と入れ替えたのは言うまでもありません。
それ以来、僕のGT3は幸か不幸かパンクしていませんが。

いつものことながら、横道に逸れました。
E36M3の話でした。
タイヤ交換を完璧なまでに完了した僕は、男らしく誇らしげに路肩から目的地である軽井沢に向って走り出しました。
さあぁ、美味しいランチに向って全開だぁ!

走り出した突端に、交換した左前のタイヤから何かを引き擦るような音がしていることに気付きました。
『シューシュー』こんな感じの音が聞こえてきました。
スピードを少し上げると音は大きくなっていき、『シューシュー』と鳴り響く間隔が短くなっていきます。

そうです、何かを引きずっていることは間違いがありませんでした。
もはや走れるような状況ではないことに気付きました。
僕は、またまた路肩にクルマを停めて交換したタイヤを見ました。

僕は思わず笑ってしまいました。

つまり、やられていたんです。
4個4から更なる価値を見出す方法。

タイヤ&アルミホイール4本/1台分にして別のルートで処分してしまう・・・・これです。
しかも最悪な方法で、17インチのM3用のアルミホイールを抜いて、戻したのが16インチのホイールだったということです。
装着した時にタイヤが細かったので、スペア用のホイールは違うのかな・・・ぐらいにしか思っていませんでした。

昔、そんなことをしたことなんて、その時点では思い出せなかったし、トランクから出した新品のスペアタイヤが、そんな運命を辿って来たなんて、想像も出来ませんでした。
数だけ合わせるような引き抜き方法は邪道で、インチとPCDだけは合わせるのが最低限のマーナです。
偉そうなことは言えないけれど、僕の中では、これだけは守っていました。

17インチから16インチに履き替えた為に、キャリパーの一部分がホイールの内側と干渉してしまい、『シューシュー』と音を立てて擦っていたというワケです。

世の中って凄く平等なのだと、僕は思っています。
悪い事をすれば、いつの日にか、必ず自分の身に降りかかって戻って来ると思っています。
良い事をした場合は、もともと見返りを望まないことが、良い事なハズなので、自分に戻って来ないかも知れません。
でも悪い事をすれば、必ず自分に戻って来ると、僕は思っています。
やっぱり、戻って来てしまったので、快く自分の置かれた状況を素直に受け入れようと思ったら、笑いが出て来てしまったのです。

こんな事が起きてしまった場合は、前オーナーの大先輩Hさんに責任を転嫁するのは筋違いです。
前オーナーが、大先輩ではなく、後輩であったとしても責任の矛先を向けるものではなく、前オーナーに、この出来事さえ伝えるべきことではないと、僕は思っています。

全オーナーは、単なる善意の第三者であることはモチロンのことなのですが、このE36M3を査定価格で譲って貰っているという大前提があります。
査定価格とは専門店等の買い取り価格を示します。
物流用語で言えば下代のことで、反対に上代とは売値を指します。
査定価格と下取り価格とは、全く別のものなのですが、混同していらしゃる方も多いようですが、この説明は省かさせて頂きます。

個人売買は、引き渡された、その瞬間から全ての責任は購入者側にあります。
こんな些細なことで、相手に不快な思いをさせてしまえば、次の機会がなくなってしまいます。
査定価格で購入したことに感謝することはあっても、クレームをつけることはターブーだと思っています。

では、このE36M3で入れ替えられたスペアタイヤ&ホイールは販売元に交渉出来るのか?
これは、単純にムリです。
理由は簡単で、新車を納車する時点で、ホイールを抜き去った業者さんです。
非の全てが業者側にあっても、それを証明するものは、今やなにもありません。
『納車した時には、あったハズですが』これが業者のファイナルアンサーです。
時間がムダだし、仲良くしたい相手でもないので、諦めたほうが得策だと思いました。

こんなことが正々堂々と行われていた時代もあったのですが、E36M3の94年モノで経験したことは以外のことでした。
学生の頃に知り合った多くの人達が、今でも沢山この業界にいらしゃいますが、僕の顔を見ると『よく戻したね!』と、今では、まるで合言葉のようです(笑)

最後に、僕のパンクしたM3の結末を報告させて頂きます。
もはや完璧なまでに、走行不能になっています。
JAFに頼ることになるのですが、こんな場合では、JAFに対して、こちらの要望は正確に伝えないと二度手間になってしまう可能性が高くなります。

『パンクしたから、キャリアカーで来て下さい!』
これだと、殆ど通じなく、何度も状況説明しないといけなくなります。
もうサイズを忘れてしまいましたが、バーストした17インチのタイヤサイズと銘柄を伝えて、このタイヤを売っているショップまでキャリアカーで運んで欲しい!電話で伝えた理由はバーストしたタイヤは粉々に飛び散ってホイールだけの状態で、スペアタイヤも搭載していない!
こんな感じなんですが、かなり実情とは違っています。

でも、この方が絶対早いんです。
壊れまくっていたクルマに乗っていたので、JAFのお世話になったことが何回もあります。
何度も経験すると、自分の要求を一番早く伝える方法が自然に身についてきます。
つまり、細かなところがウソつきになっていくのですが、本筋の要件は伝わっているので、ロードサービースマンも納得してくれます。

関越道ですので、30分位でJAFのキャリアカーは到着しました。
路肩で、僕の運転で自走してキャリアカーに載せました。

ここで、ひとつ問題が発生しました。
キャリアカーって3人乗りなんですね!
JAFの人、そして僕たちは3人です。
1人+3人=4人です。
4人-3人=1人です。
要するに1人が乗れないということです。

JAFの一人はキャリアカーの運転手で、僕らは、♀2の♂1です。
これは必然的に誰の目から見ても、♂1が溢れます。
♂1は僕です。
JAFのオジサンは、無情にも、こう言いました。
『お客さん、自分のクルマに乗っていてください』
かくして、僕はキャリアカーに搭載されたBMWの助手席に乗ったのでした。
向った先は、高崎ICで降りた付近にあるというタイヤショップでした。

走行車線を走行中のキャリアカーの荷台に載っているBMWから見る車窓は不思議なものでした。

キャリアカーを追い越して行く観光バスがいました。
観光バスの乗客が、楽しそうに僕に手を振ってくれました。
僕も思いっきり作り笑顔をして手を振りましたが、もうまな板の上の池の鯉状態で、恥ずかしいとも思わなくなり、心から手を振れました。
多分、あの人達は、高速道路を走行する度に、『昔、トラックの荷台に載ったクルマから手を振っていた変わった人がいたんだよ』って語るのだと思います。
ある意味、とても素敵な経験をしたなぁと、今では思っています。

キャリアカーが高崎ICで本線から離れ、料金所に着きました。

『お客さん、通行券を渡してください』
知らなかった!まるで知らなかった!
こんな場合でも高速料金支払うとは、知らなかった!

かくして、僕は助手席のドアーを開けて、料金所のオジサンに通行券を渡し、通行料金を支払ったのでした。
これって、最高の経験でしょうかね?

by seiuchi-porsche9 | 2006-04-01 23:57 | クルマ雑学(クルマ雑談)