戦闘的に走れ!

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2009年 08月 10日

You are my destined soul mate(吉田匠氏に大感謝!)

3週間ぶりの投稿ですから、ご無沙汰でしたね。

8月に入ったというのに、はっきりしない、お天気の日が多いですね。
この、はっきりしないお天気は、まるで、僕のクルマへの思いにも、よく似ているのカモ知れません。
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今年になってからだけで、7台のクルマを手に入れて、7台のクルマを手放しました。
合計すれば、延べで14台のクルマとの、出会いや別れが有ったワケで、世間から見れば、なんとも、充実した、そんなカーライフに見えるのでしょう、きっと。

それが、当の本人である僕にしてみると、心ウキウキするのだけれど、何かが足りないという、そんな感じでした。
手に入れると、僕の心のウキウキ感は、一緒に過ごす時間と共に、薄れていってしまうという、そんなワケではないけれど、短期間しか、所有しませんでした。

手に入れた7台のクルマは、2台が新車で、他の5台は、中古車でした。
その5台の中古車は、全てが、ショップからではなく、個人売買のクルマでした。

素晴らしいことに、僕は、とても素敵な友達に囲まれていて、生活させて頂いています。
友人Aさんが・・・。
『クルマを手放す』
・・・と教えてくだされば、僕は迷うことなく、右手を挙げて、このクルマを譲って頂きました。
友人Bさんが・・・。
『クルマを乗り換える』
・・・と教えてくだされば、僕は迷うことなく、右手を挙げて、このクルマを譲って頂きました。
そして、友人Cさんからも、友人Dさんからも、友人Eさんからも、同じように、クルマを譲って頂きました。

譲って頂いた5台のクルマは、全てが査定値なので、買取業者さんではなく、僕に譲ることで、起こり得ることは、面倒なことばかりのハズです。
それにも関わらず、買取業者さんと同額の査定値で、僕に譲ってくださった、この5人のお友達に、この場を、お借りして深く御礼申し上げます。

それにしても、今年に入ってからの、中古車相場は、僕の想像以上のモノでありました。
査定値で譲って頂いたのに、譲って頂いてから、2週間も経つと、5パーセントぐらい値下がりし、1ヶ月も手元に置いておくと、クルマによっては、10パーセント近く、買い取り相場が下落していきます。

通常の年であったら、半年ぐらいは、譲って頂いたクルマを、手元に置いて、数千キロ楽しんでから、売却しても、譲って頂いた金額と、殆ど同額だというのが、僕の中での、今までの常識でした。

マイナーチェンジや、フルモデルチェンジなんかされて、譲って頂いた、その時点とは違う、1世代前のクルマにでも成らない限り(型落ちしない限り)、3ヶ月から6ヶ月近くまで、楽しまさせて頂いても、概ね、譲って頂いた金額で、売却することが出来るという、そんな判断が、僕の中には有りました。

それが、今年だけは、特に高年式のクルマに関しては、グラフは、ゆるやかな横のラインを描くことなく、かなり強めの、右下がりのグラフしか描かないという、そんな中古車業界のようです。
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僕は、とてもズルイ人なので、出来る限りは、譲って頂いた金額と同じ金額で、手放したいという、そんな人なのです。
そうなると、今年だけは、手に入れてから、長くっても、1ヶ月ほどで、手放さなければ、成らないという、そんなことの繰り返しに成ってしまいました。

上半期の結果報告という、そんな大袈裟なものではないにしろ、この譲って頂いた5台のクルマは、4台が引き分けで(同額で手放したという意味です)、1台が負けてしまいました(将来に買い戻す予定で親友にお譲りさせて頂いているので、あえて負けてしまったということでもあるのですが)。
(お譲りして頂いた5人の皆さま、結果的に超短期的な所有になってしまい、申し訳ありませんでした)

そんな感じでのクルマとの、生活をしていた僕なのですが、この買っては、手放すという、そんな繰り返しをしていると、任意保険の入れ替えだけでも、けっこう疲れるというのが、正直な気持ちではあります。
(所有する全てのクルマには必ず車両保険も加入していますので)

でも、この買っては、手放すという、こんなクルマ生活は、もう30年以上も継続しているワケで、こんな形での、クルマとの接し方は、僕の最高の楽しみ方でもあるので、このスタイルだけは、今後も優しい方々の御協力に甘えさせて頂き、図々しくも、きっと延々と続くのだと思っています。

僕は、こんなふ~に、今年に入ってからも、こうして、クルマを、買っては手放すということを、繰り返し続けていたのです。
全てに鈍感な僕の中にも、見る・聞く・(臭いを)かく・触る・味わうという、そんな五感が備わっているとしたら、僕は、その五感を使って、今年になって手に入れた、この7台のクルマと接してきたワケです。

新車で購入した2台を除けば、残りの5台は、突然として、僕の目の前に現れて来たというクルマばかりです。
友達や知人が、手放すクルマを譲って頂く時、僕は、そのクルマに関しては、車種はモチロン問わずで全てOKで、仕様もカラーも問わずで全てOKで、資金的に可能な限りは、全てウェルカムという、そんな生活を続けさせて頂いています。

今までの経験からも、一緒に暮らすなどとは思ってもいなかった、そんな想像を超えたクルマと、突然として、一緒に生活を始めるという、そんなカーライフが、僕の最高に大好きな、クルマとの接し方であることは、間違いがないことだと思っています。

クルマと一緒に生活をすると、そのクルマに関して、見る・聞く・(臭いを)かく・触る・味わうという、五感を使った体験が、自ら出来ます。
見る・聞く・(臭いを)かくという、この3つの感覚は、ナビシートに座っても、体験出来ます。

それに対して、触る・味わうという、残りの2感だけは、クルマを運転しないと、体験出来ないという、そういうモノであると、僕は思っています。

実は、僕には、長らく憧れ続けている、そんなクルマがあります。
そのクルマとは、あの有名な、自動車ジャーナリストである吉田匠氏の愛車、アルファロメオ・ジュニアZであります。
(吉田匠氏撮影)
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僕の目の前に、まるでUFOみたいに、突然として現れた、吉田匠氏のアルファロメオ・ジュニアZは、とても美しく、とてもチャーミングで、僕の好みの容姿にぴったりで、こんな女性と親しくなりたいという、そんな願望が、僕の心の中で、どんどん広がっていき、もう何十年も昔に体験した、あの中学の頃の、殆ど話したこともないという、隣のクラスにいた、大好きだったM子ちゃんを見ると、心臓が破裂してしまいそうに、ドキドキしたという、あの感覚と同じでありました。

今から1年半ほど前のことですが、吉田匠氏はそのとき、ジュニアZのナビシートに、僕を、心良く迎えてくださり、芦ノ湖スカイラインを走ってくださいました。
見る・聞く・(臭いを)かくという、この3つの感覚に関しては、僕を虜にしてくれた、そんなクルマでありました。
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ただ、「僕にも運転させてください!」と、この一言だけは、言えなくって、触る・味わうという、残った2つの感覚に関しては、僕は、なにひとつとして判ることは、出来ませんでした。

僕は、それ以来、M君のアルファロメオ8Cのステアリングを握っても、吉田匠氏のジュニアZを思い出し、通りすがる赤い跳ね馬を見ても、赤いジュニアZを思い出しと、ひと目惚れしてしまった彼女を、忘れることが出来ないという、そんな生活をしていたのでした。

吉田匠氏のオフィシャルブログ 『TAKUMI YOSHIDA.log』 を訪問させて頂けば、そこには、憧れの彼女は居るワケで、吉田匠氏の、みんカラブログ 『男は黙ってスポーツカー』 を覗かせて頂けば、そこにも、憧れの彼女が居るワケです。

まるでブロマイド写真のように、憧れの彼女が、そこに居るのです。
(ブログ 『男は黙ってスポーツカー』 より画像を拝借)
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容姿から憧れて入ると、大方の場合は、ガッカリするという、そんなことが多いのが、人生のハズです。
きっと、そういう場合が、多いハズなのです!

僕は、そんなふ~に、自分自身を思い込ませて、自分自身を納得させて、そうすることが、1番なのだと、ブロマイド写真を眺めては、ずーっと思って来たのです。

そんなハズの僕だったのに、ついに我慢が出来なくなってしまい、こともあろうことに、吉田匠氏に、電話を入れてしまいました。
そして、いきなり僕は言ったのでした。

「先生、ジュニアZを僕に貸してください!」

貸してください!ということは、僕が運転させて頂くということと、同意語なワケで、僕は、図々しくも、そんな言葉を発してしまったのでした。

この一方的な言い廻しの僕の願いを、人の良い吉田匠氏は、きっと断れないということを、僕は決して計算していたワケではないけれど、結果的には、僕の突然の、誰もが、決してしないであろう、こんな図々しい、お願いコールに対して、僕にとっては意外ともいえる、なんとも、素晴らしい言葉が、電話越しに聴こえて来たのでした。

「それは奇遇ですね。実は僕も、ジュニアZを預かってくれる人はいないかと、考えていたところなんですよ」

話をお聞きすると、吉田匠氏は別にもう1台、旧いクルマが欲しくなり、それを入手するとガレージのスペースが不足するため、ジュニアZに惚れ込んで、それを共同所有というカタチで、預かってくれる人がいないか、探そうと思っていたのだそうです。

実は吉田匠氏、1年半前にジュニアZのナビシートを味わった僕が、このクルマにすっかり惚れこんだ、と言っていたのを覚えていてくださったそうですが、でも自分からは連絡し難いと、思っていたところだった、というのです。。

そんなワケで、吉田匠氏のアルファロメオ・ジュニアZは、僕のガレージに、チャッカリと納まっているのです。
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そして、僕は毎日、毎日、この美しくチャーミングな彼女のZAGATO(ザガート)ボディを、舐めまわすように眺めては、触りまくり、壊さないように、壊さないようにとは思いつつ、良く回る、この素晴らしきエンジンを、味わってしまっているという、そんな僕なのです。
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容姿から憧れて入ると、大方の場合は、ガッカリするという、そんなことが多いのが、人生のハズです。
きっと、そういう場合が、多いハズなのです!
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見る・聞く・(臭いを)かく・この3つしか体験出来なかった僕は、こんなふ~に思い込もうとしていたワケですが、そんな僕の心は、見事なまでに裏切られ、触る・味わうという、残りの2感をも体験してしまったら、その全てが、僕の好みそのもので、僕は、もう誰にも、この恋が隠せないほど、ジュニアZに、夢中になってしまっているのです。
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それほど、愛しのジュニアZとの生活は最高で、僕は、暫くは、他のクルマなどには、絶対に心は奪われないと、そんな誓いも出来てしまうほど、僕は最高に楽しいのです。
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ただ、ひとつだけ、僕にとっては、大変なことが起こってしまい、これは幸運なのか、不幸なのか判らないという、そんな出来事がありました。

それは、吉田匠氏から、ジュニアZに関する感想をレポートしてくださいと、メールが送られて来てしまったことだったのです。

吉田匠氏が、ホンノ僅かだけ試乗したクルマのレポートならば、まだしも、有名な自動車ジャーナリストである、吉田匠氏が4年間も一緒に生活を共にしている、そんな愛車である、ジュニアZに関するレポートを、クルマの知識さえ、アヤフヤな僕が行うことは、それは、僕にとっては、卒業論文なんかよりも、大変なことに思えてしまったのでした。

どう考えても、的を得ていることなんって、到底書けそうもない、僕のレポート・メールは、例によって、文字だけは沢山埋めるという、原稿用紙で換算すれば、22枚を楽に超えるという、そんな超長文になってしまったのでした。

そんな的を得ていない、僕の超長文のレポート・メールを、全て読んでくださった吉田匠氏に、この場をお借りして、心から感謝いたします。
(及第点だったのかは、神のみぞ知るではありますが)

吉田匠氏は、猛暑続きだった一昨年の夏も、乗りたくなると、都内でジュニアZを走らせて、いらっしゃたそうですが、人間のほうが参るくらい暑い日でも、クルマはまったく、オーバーヒートしなかったそうです。
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そんな吉田匠氏が、ジュニアZに乗りたいと思ったら、すぐに僕に、知らせて頂くことになっています。
そうしたら僕は、吉田匠氏が待つ場所へ、ジュニアZを運んでいく積りです。
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そうして、再び吉田匠氏が運転するジュニアZの、ナビシートに座ったら、最初にジュニアZに恋をした、1年半前の気持ちが、もう一度、甦ってくるに違いないと、僕は思って居るのです。
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by seiuchi-porsche9 | 2009-08-10 06:43 | アルファロメオ


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