914ネタですが・・・・。
PANDAさんが、日本仕様の914・6発に装着された七宝焼きのリアエンブレムに興味を抱いてくださったので、画像アップさせて頂きます。
皆さまが、興味を抱かないであろうと思ったネタでしたので、凄く嬉しく思っております。
PANDAさん、どうもありがとうございます。
さて・・・・・・・。
左側のカナリー・イエローの914は、71年6発D物です。
右側のアイリシュ・ホワイトの914は、76年4発D物です。
本来の914の6発は、4発と同じようにリアエンブレムはVWのマークが装着されています。
-6という部分だけが足されている以外は、4発と同じになるワケです。
日本仕様のみ、当時の三和自動車㈱が独自で製作したVWの丸マークと同じサイズの七宝焼きのポルシェマークが装着されました。
つまり、914-6・VW・PORSCHEとなっていたものを、914-6・七宝焼き・PORSCHEとなっていて、ポルシェとポルシェと連呼しています。
4発に関しては、本国仕様も日本仕様も同じで、画像の通りです。
アメリカ仕様では、更にバンバーの形状が違っていたり、文字がゴールドやシルバーのものがあったり、更に最終型にはシートベルト警告灯が追加されていたりしていますが、ここでの説明は省略させて頂きます。
(本来は914・VW・PORSCHEや914-6・VW・PORSCHEはシルバーでアメリカ仕様がゴールドなのですが、日本仕様はゴールドになっていたりしています)
フロントのポルシェクレストのエンブレムも70年代前半で変更されておりますが、画像では判りにくいですかね?赤色に見える部分は橙色に近く七宝焼きゆえに全体的に塗りこまれています。
959と並べられた914は並行物の6発ですので、フロントボンネットにポルシェクレストのエンブレムがありません。
また、914の4発は画像の右下のようにイグニションスイッチは右側です。6発はポルシェ本来の位置の左側です。左側にある理由は、皆さまが御存知のように・・・・・・・・・・・・・・・ルマンでスタートの時に、駆け足+(イグニションオン+ギア操作)=無駄がない(笑)・・・・・・からなのですが、実際に914はルマンに出場していました。
このステアリングも本来の4発はシュツットガルトの紋章になるのですが、日本仕様はポルシェクレストのマークに変更されています。
当時のポルシェの輸入元は三和自動車㈱で、VWの輸入元はヤナセ自動車(YANASE梁瀬)でした。仮にワーゲンポルシェ914の輸入元が、ヤナセになっていたとしたら、D物の日本仕様の914は本国仕様に限りなく近いものだったような気がしています。
ポルシェには911しかなかった当時は、914を取り扱うのは必然的に三和自動車㈱になったのだと思います。当時の僕は、4発のオイルフィルターをヤナセまで買いに行っていたのですが、とても不思議な気持ちでした。
並行物には、パーツを絶対に販売してくれなかった当時のディラーから、なんとかパーツを購入する方法・・・・・当時の僕は、こんなことばかりを考えていました。